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高校1年生 · 科学と人間生活

栄養の確認問題50問

食品の成分を知り、身近な食生活を科学の目で考えよう。

まずは自分の言葉で答えを考え、その後に「答えと解説を見る」を開いて確認します。全5分野・各10問。教科書の版を指定しない基礎〜標準のオリジナル問題です。

1. 糖質・炭水化物

問1

三大栄養素をすべて挙げよう。

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答え:炭水化物(糖質)、脂質、たんぱく質。

これらはエネルギー源になる。炭水化物には、糖質と食物繊維が含まれる。

問2

ブドウ糖を、単糖・二糖・多糖のどれに分類するか。

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答え:単糖。

単糖は、加水分解してさらに小さな糖に分けられない糖の基本単位である。

問3

果物や蜂蜜に含まれる果糖は、単糖か多糖か。

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答え:単糖。

果糖もブドウ糖も単糖だが、分子の構造が異なる。

問4

ショ糖(スクロース)を加水分解すると、何と何になるか。

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答え:ブドウ糖と果糖。

ショ糖は、2種類の単糖が1分子ずつ結び付いた二糖である。

問5

麦芽糖(マルトース)を加水分解すると何ができるか。

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答え:ブドウ糖が2分子できる。

麦芽糖はブドウ糖2分子からなる二糖で、でんぷんの分解途中にも生じる。

問6

でんぷんは、多数の何がつながった物質か。

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答え:ブドウ糖。

多数の単糖が結合したものを多糖という。でんぷんは植物の貯蔵物質である。

問7

動物が肝臓や筋肉に蓄える、ブドウ糖からできた多糖は何か。

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答え:グリコーゲン。

グリコーゲンは枝分かれの多い構造をもち、必要に応じて利用される。

問8

セルロースもブドウ糖からできているのに、ヒトがでんぷんのように消化できないのはなぜか。

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答え:結合の仕方が異なり、ヒトにはセルロースを分解する消化酵素がないため。

構成する単糖が同じでも、結合様式が異なれば性質や消化されやすさが変わる。

問9

でんぷんにヨウ素液を加えると、一般に何色になるか。

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答え:青紫色〜青黒色。

ヨウ素でんぷん反応を利用する。ブドウ糖では同じ呈色は起こらない。

問10

ご飯をよくかむと甘く感じる理由を、だ液の働きから説明しよう。

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答え:だ液のアミラーゼが、でんぷんを麦芽糖などへ分解するため。

かむことは食品を細かくするだけでなく、だ液と混ざりやすくする。

2. 脂質

問11

食品中の油脂の主成分は、グリセリンと何が結合した物質か。

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答え:脂肪酸。

油脂の主成分であるトリアシルグリセロールは、グリセリン1分子と脂肪酸3分子からなる。

問12

炭素どうしの二重結合をもたない脂肪酸を何というか。

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答え:飽和脂肪酸。

炭素どうしの二重結合を1個以上もつ脂肪酸は、不飽和脂肪酸である。

問13

オレイン酸など、炭素どうしの二重結合をもつ脂肪酸を何というか。

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答え:不飽和脂肪酸。

二重結合の数や位置によって、脂肪酸の性質が変わる。

問14

油脂に多く含まれるシス型不飽和脂肪酸は、同程度の炭素数の飽和脂肪酸と比べ、一般に融点が高いか低いか。

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答え:低い。

シス型二重結合による折れ曲がりで分子が密に並びにくくなる。油脂の状態は混ざる脂肪酸の種類や割合にも左右される。

問15

油と水を静かに混ぜて置くと分かれるのは、油が水に溶けやすいからか、溶けにくいからか。

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答え:水に溶けにくいから。

油脂の分子は水となじみにくい。乳化では小さな油滴として分散させる。

問16

水中に細かい油滴を分散させるように、混ざりにくい液体を細かく分散させることを何というか。

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答え:乳化。

マヨネーズでは卵黄の成分などが乳化した状態を保つのに役立つ。

問17

体内で十分に合成できず、食物からとる必要がある脂肪酸を何というか。

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答え:必須脂肪酸。

リノール酸やα-リノレン酸が代表例である。

問18

脂質1 gを9 kcalとして、脂質8 gのエネルギーを求めよう。

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答え:72 kcal。

9 × 8 = 72 kcal。これは問題で指定した簡易換算による値である。

問19

脂質の役割を、エネルギー源以外に一つ挙げよう。

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答え:例:細胞膜の材料になる、体温の保持に役立つ、臓器を保護する。

脂質には油脂だけでなく、リン脂質なども含まれる。リン脂質は細胞膜の主要な成分である。

問20

油脂を長く空気や光にさらすと品質が変化する原因の一つは何か。

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答え:酸化。

特に不飽和脂肪酸は酸化を受けやすい。空気・光・高温を避けることが、品質の保持に役立つ。

3. たんぱく質

問21

たんぱく質をつくる基本単位の物質は何か。

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答え:アミノ酸。

多数のアミノ酸が、決まった順序で結び付いてたんぱく質をつくる。

問22

アミノ酸どうしをつなぐ結合を何というか。

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答え:ペプチド結合。

一方のアミノ基と、他方のカルボキシ基の間で水がとれてできる結合である。

問23

体内で十分に合成できず、食物からとる必要があるアミノ酸を何というか。

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答え:必須アミノ酸。

ヒトでは9種類ある。食物に含まれる量と組合せが、たんぱく質の栄養価に関わる。

問24

炭水化物や油脂と比較して、たんぱく質に特徴的に含まれる元素を一つ挙げよう。

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答え:窒素(N)。

たんぱく質には炭素・水素・酸素に加え窒素が含まれ、種類によっては硫黄も含まれる。

問25

肉・魚・卵以外で、たんぱく質を含む食品を二つ挙げよう。

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答え:例:大豆、豆腐、納豆、牛乳。

植物性の食品にもたんぱく質は含まれる。食品によって含有量やアミノ酸の組成が異なる。

問26

卵白が加熱で白く固まるように、たんぱく質の立体構造が変わることを何というか。

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答え:変性。

加熱などで立体構造が変化し、凝固することがある。変性そのものは、アミノ酸へ分解されることとは異なる。

問27

加熱によるたんぱく質の変性と、消化による分解は同じ現象か。

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答え:同じではない。

変性は主に立体構造の変化である。消化ではペプチド結合が加水分解され、小さな分子になる。

問28

体内の化学反応を促進する、酵素の多くの主成分は何か。

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答え:たんぱく質。

酵素は触媒として働く。高温などで立体構造が変わると、働きが弱まることがある。

問29

たんぱく質1 gを4 kcalとして、たんぱく質12 gのエネルギーを求めよう。

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答え:48 kcal。

4 × 12 = 48 kcal。たんぱく質は体の材料になるほか、エネルギー源にもなる。

問30

『たんぱく質は筋肉だけをつくる』は正しいか。理由も答えよう。

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答え:正しくない。皮膚や毛髪、酵素などにも関わる。

たんぱく質は構造を支えるものから反応を進めるものまで、さまざまな働きを担う。

4. ビタミン・無機質・水

問31

五大栄養素は、三大栄養素に何と何を加えたものか。

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答え:ビタミンと無機質(ミネラル)。

ビタミンや無機質は体の機能の維持に必要だが、それ自体はエネルギー源にならない。

問32

ビタミンA・D・E・Kは、水溶性・脂溶性のどちらか。

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答え:脂溶性。

水に溶けにくく油になじみやすい。体内に蓄積されやすいものがあり、多ければよいというものではない。

問33

ビタミンB群とビタミンCは、水溶性・脂溶性のどちらか。

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答え:水溶性。

水に溶けやすい性質をもつ。ただし、水溶性であっても無制限に摂取してよいわけではない。

問34

骨や歯の主要な無機成分に関わる元素を一つ挙げよう。

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答え:カルシウム、またはリン。

骨や歯には主にリン酸カルシウムを含む結晶があり、硬さを支えている。

問35

赤血球のヘモグロビンに含まれ、酸素の運搬に関わる元素は何か。

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答え:鉄。

ヘモグロビンのヘムに含まれる鉄が、酸素との結合に関わる。

問36

カルシウムの吸収などに関わるビタミンは何か。

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答え:ビタミンD。

カルシウムとともに、骨の形成や維持に関わる。

問37

コラーゲンの合成に必要なビタミンは何か。

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答え:ビタミンC。

コラーゲンは皮膚や血管などにあるたんぱく質で、ビタミンCはその合成を支える。

問38

ナトリウムやカリウムは、主に何の伝達や体液の調節に関わるか。

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答え:神経の情報伝達。

体内ではイオンとして存在し、筋肉の働きや体液の状態の維持にも関わる。

問39

汗が皮膚から蒸発するとき、体が冷えるのはなぜか。

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答え:水の蒸発に必要な熱が、体から奪われるため。

水は体内の物質を運ぶ媒体にもなる。水自体はエネルギー源ではない。

問40

『ビタミンと無機質を十分にとれば、糖質・脂質・たんぱく質は不要だ』は正しいか。

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答え:正しくない。

ビタミンや無機質だけでは、必要なエネルギーや、体をつくる材料のすべてを補えない。

5. 消化・食品の科学・データ活用

問41

栄養素を消化して小さな分子にすることには、どのような意味があるか。

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答え:腸の壁を通って吸収・利用しやすくすること。

たんぱく質やでんぷんなどの大きな分子は、そのままでは吸収しにくい。

問42

消化された栄養素の多くが吸収される器官は何か。

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答え:小腸。

小腸の内側にはひだや絨毛があり、吸収に使える表面積が大きくなっている。

問43

胃で働くペプシンは、主にどの栄養素を分解するか。

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答え:たんぱく質。

ペプシンは酸性の環境で働く消化酵素で、たんぱく質をより小さなペプチドに分解する。

問44

胆汁は脂肪を消化酵素で分解する液か、それとも乳化を助ける液か。

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答え:乳化を助ける液。

胆汁には消化酵素が含まれない。脂肪を細かい油滴にすることで、リパーゼが働きやすくなる。

問45

でんぷんに水を加えて加熱すると、吸水して粘りが増す。この変化を何というか。

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答え:糊化(こか)。

米を炊くときなどに起こる。でんぷんの粒の構造が変わり、消化酵素も作用しやすくなる。

問46

だ液のでんぷん分解への作用を調べる。A:でんぷん液+だ液、B:同量のでんぷん液+水を同じ温度・時間で保つ。Bを用意する目的は何か。

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答え:だ液を加えたことによる違いを比較するため。

Bは対照である。でんぷん液の量・濃度、加える液量、温度、時間などをそろえる。

問47

加熱しただ液と加熱していないだ液で、でんぷんの分解に差が出る理由を酵素の性質から説明しよう。

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答え:加熱によってアミラーゼが変性し、働きが弱まることがあるため。

比較するときは、加熱しただ液を同じ実験温度まで冷まし、ほかの条件をそろえる。

問48

糖質30 g、脂質10 g、たんぱく質5 gの食品がある。順に1 gあたり4・9・4 kcalとして、合計エネルギーを求めよう。

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答え:230 kcal。

30 × 4 + 10 × 9 + 5 × 4 = 120 + 90 + 20 = 230 kcal。食品成分表では、これより詳しい計算方法が使われる。

問49

ある食品のたんぱく質は、可食部100 gあたり8 gである。可食部150 gでは何gか。

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答え:12 g。

8 × 150 ÷ 100 = 12 g。100 gあたりの数値と、実際に食べた量を区別する。

問50

食品Aは100 gあたり200 kcal、食品Bは100 gあたり150 kcal。Aを50 g、Bを100 g食べると、どちらの摂取エネルギーが大きいか。

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答え:食品B。Aは100 kcal、Bは150 kcal。

100 gあたりの値だけでは決められない。栄養アプリでも、食品の種類だけでなく、可食部の量や調理状態を確認する。

学習の参考資料

問題文・解答・解説は本教材のために作成しました。授業の進度に応じて使う範囲を選んでください。

計算問題の4・9・4 kcal/gは設問で指定する簡易換算です。食品成分表のエネルギー値と一致しない場合があります。

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